私の人生の歩み68年

かけがえのない人との別れを、多く、経験して来ました


ただ、その方たちは、いずれも、
私よりも年の上の方で、寂しさは感じるものの、
諦める術も覚えてきました


昨夜
は、17日に亡くなった
懇意にするお友達の奥様のお通夜でした



私の人生で始めて、私より若い方とのお別れでした

若いころの癌。すっかりよくなって。。。
と喜んで話されていたころ
15年も経ってからの再発
(原発は同じだったとのこと)

40歳を過ぎたころからの20年。
癌との闘いの日々だったように思います

辛かったでしょうに。。
辛い顔も見せず入退院を繰り返され、
今夏から、ホスピス病棟に。

本人の頑張りのお陰で、
医師から告げられた命の時間より、
はるかに長い時間を持てたことで、
お嬢さんの結婚。出産も見届けられ、
可愛いお孫さんと一緒の時間も持てたことは、
本人はもちろんのこと、残された家族にとっても、
心安らぐ時間であったと思います

ホスピス病棟で、よくなる希望も薄れる中にあって、
彼女の姿を思うとき、お別れは辛いことですが、
これでよかったのだ。これでゆっくり出来るんだと思う
気持ちが大きくなります。


献身的に寄り添ってこられたご主人にも、
頭が下がります


私の年ですから、
葬儀に参列する事は珍しい事ではありませんが、
縁の深い方とのお別れ、若い方のとお別れは、
殊の外、辛く、言葉が見つかりません。

 「別れは必ず来るもの」
「生まれ持って来た寿命だから・・」と
理屈では分かっている事ですが、
気分の塞ぐ事には違い有りません


ほほえみ掛ける遺影を眺めながら、
「まだ若いのに・・まだまだこれからなのに・・・」
そんな言葉しか思いつきませんでした
 

63才の生涯を閉じられた○○さん。安らかに。。。

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合掌