娘の家に行くと、グルメコミックを中心に、二・三冊の本を借りてきます


今回も、リビングのテーブルに置かれていた本

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著者は谷口ジロー 孤独のグルメの著者だと思って手に取ったら。
路線違いでしたが、読み応えのあるコミックでした

生後2ヶ月で谷口家にやって来たタムタムと名付けられた雑種の♂わんこ。


15歳で亡くなる前の1年間の日々を描いたもの。


日に日に衰弱する愛犬
お○っこをする時に片足を上げられないほど足腰が衰え、
次第に散歩もふらふら、そして突然の発作。

食事を受け付けなくなり、点滴の処置を受けてから一週間
14年と10ケ月の生涯を終えた愛犬


過剰な表現はなく、淡々と、話が進み、
リアルな言葉が胸にジンジンと迫ってきます

人より寿命の短い動物を飼う時、最期まで面倒を見る覚悟は、当然の事必要ですが
飼う方の苦しみや、飼われる方(今回は犬)の苦しみなど
今更ながらに大変なことだと痛感した次第です

ブログのお友達でも、ペットの命の炎が消えるまで、骨身を惜しまずにお世話をされていた様子など、今更ながら、その大変さに脱帽の思いです

作者は言います
動物の死は言葉を交える事が出来ないだけに、
切なさが胸を打つ。
生きるという事
死ぬという事
人の死も犬の死も同じだった


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