義母の退院後、同居をするにあたり、いろいろと考えました。

最大の難関は、お仏壇をどうするか(田舎のお仏壇は大きくてね)

小さなお仏壇にして、我が家に持ってきて、一部屋増築し、義母を引き取る。

この方法が私たち夫婦にとっては最善の方法のように思えました。

が。。

義母にとってはどうでしょう。

慣れ親しんだ家屋から離れ、隣近所の仲良しの方たちと離れた生活。
さみしいだろうな。。。

人生の最終章が、悲しみと辛抱の毎日では気の毒過ぎませんか。

同居に踏み切る!こう言うと、友人たちは100パーセント猛反対します。猛です。
nonkiちゃんは、一緒に生活したことがないから。。安易に考えすぎ!の一言。
大変や事なんよ。と続きます。
自分の体の事も考えて。。
それぞれの友人たちが、私の体を案じてのアドバイスをくれます

でも。。

私は、実の母との縁は19年。義母との縁は41年
実の母と暮らした時間より、はるかに長い時間を、義母と過ごしてきました(同居ではないにしろ)

そして、何より、実の母に親孝行らしきことを、何一つ出来ぬまま死に別れました。
今、実母が、介護を必要として生きていたら。。。足しげく病院に行き、出来るだけの事をするだろうと考えます。

孝行のまねごとをしてみたいと言う思いが強いのですが、苦労知らずの勝手者の私に務まるかが最大の思案ごとですが。

そして。。何よりね。

主人の実家の方が、生活をするにあたり、とても便利な立地条件です(近所に大きなスーパーも徒歩圏に郵便局や病院も)

現在の我が家は、山の上にあり、車に乗れない私の将来を考えると、毎日の生活が不便極まりない事。
若くはなっていきませんからねぇ。。

われわれ夫婦のいく末も考えながら主人の実家をバリアフリーにリホームすることにしました

主人の実家は、田舎造りの「田」の字の間取り。

目に見える柱や梁は、とてつもなく大きな木が使われ、見るからに頑丈な造りのように見えます
001


BlogPaint

台所から繋がる2部屋をフラットにして、リビングダイニングに。
和室の畳も取り換えて。。
微妙な隙間風の入る窓は、サッシに。

お風呂とトイレも手すりを付けて。。

そんな風に思っていました。

が。。。。

この家。義母の生まれる前の年に建ったんだそうです。
昭和2年。なんと88年。

天井の梁や柱はしっかりとしたものながら、床板をめくってみたら。。。
肝心要の基礎の部分が、昔風の造りで、長い年月による痛みもひどく、大ショック。

軽い気持ちで考えたリホームが、大仕事となってしまいました。