私の家の近くに(車で5分かからず。自治会は違います)
今回、富岡製糸場と縁の深い建物が現存しています

亀山製糸。明治35年繰糸工場として創業したものです

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現在は固く門が閉ざされたままで、中の様子を知ることができません
手前の門は、鈴鹿市の神戸城
(織田信長の3男・織田信孝が入城するなど
、歴史的にも伊勢の要衝)から
移築されてきたという由緒あるものだそうです

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門越しに、富岡製糸場で見た、糸繰場の屋根と同じ形態の
蒸気を逃がすため越屋根と呼ばれる構造が見られます


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この道は、小学校の通学路にもなっています
板塀など、今にも倒壊しそうです。
応急的に処置がなされてはいるのですが。


建物は、1995年まで亀山製糸室山工場として操業していたのですが、
現在は、建物の大部分を壊してしまって
この糸繰場の建物のみ、残っています
(保存されています。と書きたいところですが
保存されていると言う状態ではありません)



建物の裏に回ってみました

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歴史を感じる洋風建造物なのに、現状は写真の通り。
歴史的建造物として十分な価値を見出してもらえず、
開放されているわけでもなく
荒れ放題の現状です

この会社が費用を負担して現状保存してくれている状態が続いていますが
この先補修には、莫大な金額を要し、
さほど大企業でもない一企業が、保存、管理することは難しいと思います
国や。三重県。四日市市、が歴史的価値を認め、何とか支援されることを望みます

四日市市の南西部に位置する四郷地区は、
旧四郷村役場(
現在四郷郷土資料館)は、
建築当時としては珍しい洋風近代建築物ですし
近くには、造り酒屋など、昔の面影を残す
歴史的価値の高い建物も多く残されています

赤字路線として近鉄のお荷物になっているローカル線
内部八王子線の存続と合わせて
(
軽便鉄道として建設され、現在でも当時のままの軌間762mmの特殊狭軌線となっている)
この歴史的価値が認識され、観光資源の一つとなるような
視点で考えていただけないものだろうか

廃線の危機にさらされたローカル線の話題
私のブログから。。こちら

あまりにも、お粗末なわが郷土の話題でした。