
主人の友人にお茶農家の方がいらっしゃいます。新茶に始まり、二番茶(6月中旬)秋番(9月中旬)と、一年を通して大変にお世話になる方です。
我家では、新茶より、秋の採れるお茶の芽の部分が大好きで、料金も非常にお安く、私の分も、友人達の分もと、実に80キロもの芽茶をお願いしておりました。今年も、例年通り、秋のお茶をと思っておりましたが、茶農家の友人から「今年は作らないから」と連絡を受けました。
私も友人達も、1年分のお茶を、この秋のお茶で賄う為、突然の「作らない」に戸惑ってしまいます
友人宅は茶農家ですから、採れたお茶の小売りはせず、直接、茶農協に持ち込みます
一番茶の値段が一番高く取引されるのは当然ですが、今年の二番茶の卸価格が、昨年の三番茶の値段より下回り、折から茶葉を乾燥させる為の重油の値段も高騰し、お茶を作っても「損失勘定」なんだそうです。
秋になり、茶葉の刈り取りはしても、そのまま捨てなきゃ仕方がないなぁ~~っておっしゃいます
ペットボトルのお茶の消費が勢いよく伸びるに反比例して、一般消費のお茶の葉の需要は、年々下降していると言います。
お茶農家の方の苦悩を間近に見聞きして、複雑な思いに駆られるこのごろです。
それより何より、我家のお茶。。。来年の新茶の時期まで、繋げるかしら。。。
嫁いで30年。お茶の葉をスーパーなどで買ったこともなく、添加物のない安全なそして何より、美味しいお茶を、安価に分けていただいていたので、友人の苦渋の決断に、戸惑う私です
到来物で頂いたお茶で、何とかなるかしら。。不安です。