息子は、せっかく、帰省するなら、
両親においしい物を食べさせてやりたいと、
食べログを調べて、あちこち探してくれたようでした
(両親にという隠れ蓑で、
本当は自分が食べたいと思った節が見られました(笑))

で。。。ラッキーな事に見つけたのが、
瑞浪市の柳家  ジビエ料理のお店です


私は、まるで分らないのですが、
食べログの評価も高く、予約の取れない店としても有名なのだそうです。
(食べログで10年連続1位だそう)

それが。。。ラッキーなことに、20日の夜ならキャンセルが一組あり、
食事ができるとか。。
(19日の夜。20日の昼共に予約できず)

息子が娘夫婦にも声をかけ、
皆で夕食に出向くことになりました

ただ、残念なことに、婿殿はこの日。
友人とスキーに行かれていて一緒に行くことができませんでした


20日(土曜日)昼食を済ませて娘宅に。
主人と息子と娘、私。4人で出かけたのって、
何十年ぶりかなぁ。。

感慨深いものがありました

18:00の予約に間に合いました
創業は1946年。
岐阜県の瑞浪市にあります
(中央道瑞浪ICから30分くらいだったかな)

途中、看板やお店の道案内もなく、心細いことこの上なし
ナビだけが頼りです
3

安政6年に建てられた古民家を移築。
6室あるお部屋は、すべて囲炉裏を囲むスタイルです
(4.5年前に一部改築されたようです)

お部屋には、囲炉裏の中央に、炭が組み合わされていて、
あたたかな炎が心地よかったです

4
5
立派なハリと欄間。。。

私たちのお部屋の囲炉裏には、
こちらの大女将が付いて焼いてくださいました
私と同世代(3歳上だそうです)で、お話も弾みました

先付?かな?
「これ。。。なに?」
「蜂の子」の佃煮の様です
8

私と娘はちょっとパス(笑)主人が回収
主人と息子はおいしい。おいしいと連発
主人のお酒も進む進!

9
大根に軽くお塩を振っただけのもの。
口直しの役目は大きなものでした

いよいよ串が炭のそばに。

シカのひれ肉

7
10
丁寧に焼いてくださって
焼き加減抜群!
柔らかくで、心配していた臭みなどなく
牛肉を食べているような感覚でした

鴨肉のねぎま。一緒に鴨ロース

11
12
13
鴨がこんなにおいしかったとは。。
ネギも絶妙な焼き加減で、甘味が引き出されてます

猪です

14
1
これ。。。脂?
四角で真っ白いお肉に
びっくりしたのですが。。

16
17
脂が落ちて、火の手が上がります


18

串に刺されて持ってこられた時には、まるで脂の塊だったのに
焼きあがったものは、脂こくもなく
脂のにおいもなく、私は今回の中では一番おいしく思いました
粒マスタードが添えられていました


シカロース
19
2
20
柚子胡椒で食べました

小鴨が半身

21
鴨の小さいのではなく、小鴨という種類なんだそうです
国内では最小の鴨だそうですよ

22
半身ということでしたから、切り分けていただいたところによって
固い。柔らかいと感じ方も違ったのが興味深かったですよ

ここで一旦終了。
23

囲炉裏の火が引き上げられました
消壺に入れられて保管されるとか
消壺ってメッチャ懐かしい。。
昔の台所。おくどさんの横に必ずあったよね。
私って昔人間丸出しだわ。。(笑)

熾火の上に、つるされた
このつるすもの。自在鉤っていうらしい。
囲炉裏にはつきものだよね
DSC_2566

24
26

たっぷりのきのこ。ねぎの鴨鍋です

27

いいお出汁が出ていて、いくらでも食べられそうです
ここに、おうどんを入れたら抜群だと思うものの。。。
もったいないので、皆で一致団結して(笑)残さず、何回もお変わりしました

〆のご飯は、自然薯がかかったご飯
28
29

もうお腹いっぱいでしたが、わずかに見つけた胃の隙間に、少しだけ流し込みました
つるん!とした食感がとてもおいしくて。。
私はたくさん食べられませんでしたが、他の三人は、お変わりしていました

30
31

70歳になって、初めて食べたジビエ料理
息子に誘ってもらわなければ、
おそらく一生食べずに終わっていた事だと思います

ジビエって臭みが強いというイメージで、食べるなどもってのほか。。
と思っていたのですが、丁寧な下処理と火入れなどで
私の持っていたイメージは崩れ落ちました


このお店が人気で予約が取りにくいということも
十分に腑に落ちました


このお店は、季節によって、食材が変わり
春は山菜。
夏は鮎。ウナギ。川魚
秋にはマツタケなどのキノコ
冬はジビエ

その季節にしか食べられない食材を使ったお任せコースのみです

(息子さん。。。今度はマツタケの季節にお願いします)

食通の人たちの間では、ジビエのこの季節こそが。。。と言われる方も多く
遠く海外からのお客様も多いと聞きました

行きは息子の運転で
帰りは娘の運転で

子供たちと来られたことで
なぜかホンワカ気分の老夫婦二人は後部座席で夢の中。。

この日は娘宅に一泊し息子は翌日に帰っていきました

帯が長くなりました
最後まで読んでくださってありがとうございます