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観光バスでのツアーで来られる方も多く、
見学に時間が掛ると聞いていたのですが、3時過ぎだったこともあり、
比較的閑散としていました
手荷物を預けて、チケットを購入。1500円也
まずは、きらびやかなエレベーターに乗って3階に・・
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3階百段階段ギャラリー階のエレベーターです
螺鈿の細工が素晴らしく、内部全面にも、このような細工が施されていて、目を見張ります。
中国の職人による唐獅子牡丹の漆工芸だと伺いました
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目黒雅叙園は、昭和10年(1935年)に建築。
唯一現存する木造建築が百段階段です
戦争中は、病院として機能し、赤十字の旗を閃かせていたことで
戦火から逃れられ、今日まで百段階段が残されていて
平成21年3月東京都の有形文化財に指定されたと
エレベーターの中で案内の方から伺いました
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ぼけてしまいました。百段階段です
単に階段だと思っていて、百段上るのは大変だと思っていましたら
階段16段上がると右手にお部屋があり
また16段・・・7つのお部屋があります
そのお部屋、一つ一つでお雛様の展示がありました

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各お部屋のお雛様を写真に撮ることができませんでした
Aの部屋  大阪佐藤禎三邸のお雛あそび
Bの部屋  貴族に伝わるお雛さま
Cの部屋  郷土玩具 庶民のお雛さま
Dの部屋  赤、白、黒、山陰の雛天神 
全国から集められた土人形の数120体と説明を聞く
Eの部屋  三都(京都 奈良 大阪)に生まれた人形文化
Fの部屋  日本一大きな古今雛
Gの部屋  現代の名匠たちのお雛さま

7つの部屋は、それぞれ異なった作家によって天井や欄間に美人画や花鳥図などが描かれています。細部の意匠もこらされた室内装飾は豪華絢爛。
特に、Bの漁礁の間は、純金箔、純金泥、純金砂子仕上げ。左右の床柱は巨大檜で精巧な彫刻が施されています。目がテンになりました(笑)

全部で350点をこえるお雛様がそれぞれに工夫を凝らされたしつらえで飾られているのも圧巻でした

驚き!①
Aのお部屋に飾られていた木目込みの段飾り。
私のお雛様と同じ!
(正確には。五人囃子の太鼓の置き台がチト違いましたが)
説明の方に伺いましたら、昭和25年ころの
木目込み人形の初期のものだそうで、
昭和25年生まれの私の初節句と合致しました

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私のお雛様です。今年はまだ出しておりません。昨年の写真です

驚き!②
Gのお部屋に現代の名匠とされる大橋一峰さんのお雛様。
同じものではありませんが、
私の娘の初節句に実家の父から送られたお雛様が大橋一峰先生のものです。

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大橋一峰作 娘のお雛様です(昨年の写真)

我が家の2つのお雛様。大事にしなきゃ!

ゆっくりと時間を忘れて雛に見入ってしまいました
気がつけば5時を回っていました
息子との夕食の約束が6時

目黒雅叙園。本館など、あちこちを見てみたかったのですが、また次回にしましょう
大いそぎで目黒の駅に戻りました
(帰りの登り坂はきつかったぁ~~)
地下鉄南北線に乗って溜池山王まで出ておいで・・
と言われましても・・・
ドキドキ。ハラハラで溜池山王に到着
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教えられた通りに地上に顔を出せばあたりは真っ暗
待てど暮らせど息子さん現れず・・
「どこにいるんや・・」と電話あり
どこという説明もできず・・・
出口が違っていたそうな・・・・
と言われましても・・・
じっと動かず固まって息子を待つ母でした(笑)